生理周期とは?平均期間はどれくらい?正常かどうかの基準は?

女性は10代のうちに初めて生理が来てから、平均すると30~40年間も生理と付き合っていきます。しかし、生理は周期的に来るとわかっていても、その期間は人それぞれです。「毎月来るもの」というイメージはあるかと思いますが、平均的な期間としてはどれくらいあるのでしょうか?また、正常かどうかを見極める基準はあるのでしょうか?今回は生理周期について、詳しくまとめました。

 

生理周期の数え方

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多くの人は「生理は月に一度来るもの」というイメージがあると思いますが、生理周期の正しい数え方を知っていますか?ここでは、まず基本となる生理周期の数え方をご紹介します。

まず、生理周期は「出血が始まった日(生理開始日)から次の出血が始まった日の前日まで」を数えます。なかには、誤って「出血が終わった日(生理が終わった日)」を基準に数え始めている人もいますが、「出血が始まった日」を基準にしてくださいね。たとえば、前回の生理開始日が10月1日で、次の生理開始日が10月31日だった場合、生理周期は30日です。

また、正確な周期を把握するために、最低3回分は数えて平均しましょう。基本的に、決まった周期が続く人の方が珍しく、どれだけ健康でも数日はズレるのが一般的です。精神的・身体的なストレスの影響を感じて、生理周期はばらつきます。一定ではないからと焦らず、「自分の生理周期は28~32日」など幅付きの期間で考えることも大切です。

そして、生理開始日はアプリや手帳に記録しておきましょう。できれば、飲酒や睡眠時間なども記録しておくと妊活に役立ちますよ。

 

生理周期の平均期間は?正常かどうかの基準は?

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一般的に、生理周期は25日~38日が平均的な期間だとされています。その長さには個人差がありますし、同じ人でも体調によってばらつきます。また、生理周期が正常かどうかも、その範囲に入っているかどうかで判断されます。

ただし、年に何回かは25日~38日の間に収まらないこともあるため、一度24日以下で生理が来たり、40日経っても生理が来ていなくても、あまり考えすぎないでくださいね。「25日~38日の生理周期以外になった状態が続いて、慢性化してしまった」場合は、注意が必要です。

 

生理周期で健康かどうかわかるの?

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生理周期の長さを決めているのは、主に2つの女性ホルモン、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」です。生理周期が定期的になるためには、これらのホルモンが正常に分泌させている必要があるのです。

卵胞ホルモンには、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚くする作用があります。また、自律神経を整え、血流を良くする働きもあるので、卵胞ホルモンが分泌されている時期はお肌の調子も良くなります。

黄体ホルモンには、厚くなった子宮内膜を維持し、体内に栄養や水分を蓄え、体温を上げる作用があります。卵胞ホルモンとは逆ですが、黄体ホルモンの働きで精神的に不安定になりやすく、肌トラブルやむくみ、便秘を引き起こすこともあります。

作用の違いはありますが、どちらのホルモンも、女性が妊娠するためには必要不可欠な存在です。そして、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌量が多い・少ない場合や、適切な時期に分泌されない場合は、生理周期が早まったり、遅れたりしてしまうのです。

つまり、生理周期が24日以下、あるいは39日以上の場合は、女性ホルモンが正常に分泌されていない可能性が高いのです。

 

生理周期が乱れる理由は?

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生理周期の乱れは、大きく3つに分類して考えられます。

生理周期が24日以下の場合

生理周期が24日以内で、よく来る場合は「頻発月経」と呼ばれます。生理は3~7日ほど続くので、およそ2週間おきに生理が来ていることになります。

「何度も生理が来るのは体調が悪くて大変だな…」と軽く考えるのは禁物です。頻発月経の場合、排卵をしていないことがあるのです。これは「無排卵月経」と呼ばれますが、不妊の原因になりやすい症状です。

生理周期が39日以上90日未満の場合

生理周期が40日~50日という人も珍しくありませんが、生理周期が39日以上90日未満の状態が続く場合、「稀発月経」と呼ばれます。なかなか生理が来ない人や、生理が来ても2~3ヶ月に一度の人は、稀発月経の可能性があります。

39日以上でも生理が周期的に来ている場合はそれほど問題がないケースもありますが、なかには、卵巣内で卵胞が成長しても、うまく排卵ができずに卵巣内にたまってしまう「多嚢胞性卵巣症候群」の可能性もあります。「うまく排卵できていない」状態である排卵障害が起きている場合もあるので、早めに病院を受診しましょう。

生理周期が90日以上の場合

生理が90日以上来ない場合、「無月経」と呼ばれます。この場合は、単に生理周期が長いだけではなく、女性ホルモンが正常に分泌されておらず、排卵が起きていない、または子宮内膜が厚くなっていないなど、体に何らかのトラブルが起きている可能性があるため、早めに婦人科を受診してください。

無月経は生理周期が90日以上の場合ですが、婦人科によっては60日以上生理が来ない場合は受診した方がいいということもあります。早めに対処することで、治療も進みやすいため、仕事などで忙しくても一度病院で診てもらいましょう。

 

生理周期を正すには?

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多くの場合、女性ホルモンが正しく分泌されていない原因には、「不規則な生活」があります。病院を受診するほどになってしまう前に、できるだけ規則正しい生活を送ることが大切です。

まず、食事と睡眠が基本です。1日朝・昼・晩の3食で、栄養バランスの取れた食事を意識しましょう。そして、1日6時間以上の睡眠を取ってくださいね。できれば22時~2時の間に眠ることでホルモンバランスが整いやすくなります。

そして、適度に運動することで、自律神経が整い、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。また、運動すると、食事が進み、眠りにつきやすくなるため、規則正しい生活を送るために役立ちますよ。

喫煙している人はタバコをやめて、お酒を大量に飲む、または毎日飲んでいる人は、飲酒の量を減らすようにすることをおすすめします。喫煙と飲酒によって、生活リズムは乱れやすくなります。

 

生理周期を記録しよう

手帳 カレンダー

生理周期が25日~38日の範囲を外れると、「何か体がおかしいのかな…」と不安を感じるかもしれません。放っておくと治療にも時間がかかってしまうので、生活習慣を整えるのも、病院へ行くのも、できるだけ早めにすることをおすすめします。

また、生理周期の異変に早く気づくことができるように、生理開始日はアプリや手帳に記録する習慣をつけてくださいね。