おりものが少ない原因は?生理前に減るのは異常?

一般的に、生理周期に合わせておりものは増減を繰り返しています。その状態や色も変化しますが、いつもと違う量や状態になると、何か体調が悪いのかと心配になりますよね。おりものは女性の健康のバロメーターでもあるため、おりものの変化にはいち早く気づきたいところです。今回は、おりものが少ない原因と対処法についてご紹介します。

 

おりものが少ない時期もある?生理前は?

おりもの

おりものは生理周期に合わせて、その状態や色、量が変化しています。量に関しては、生理後にもっとも少なくなり、排卵日前から増えて排卵後にピークを迎え、その後は減っていきます。一般的に、生理前は少し増えますが、それほど量は多くありません。

しかし、基本的におりものは出続けているもので、全く出なくなったり、急に量が減ったりするときは、何かしらの体調の異変が起きている可能性があります。

ただし、おりものの量には個人差があるため、あまり人と比べるものではありません。自分の生理周期でどれくらいのおりものが出ているかを確認し、覚えておくことが大切です。

 

おりものが少ない原因は?

疑問 クエスチョン

いつもよりおりものが少ないと感じたときは、主に以下の原因が考えられます。

ホルモンバランスの乱れ

おりものの量はエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンと関係しており、基本的にエストロゲンの分泌量に比例しています。女性の体は繊細なので、様々な要因でエストロゲンが正常に分泌されなくなってしまいます。

ホルモンバランスが乱れると、おりものの量が減ることがありますが、生理不順を引き起こすことも。ホルモンバランスが乱れる原因はいろいろありますが、代表的なものは以下の通りです。

● ストレス
● 睡眠不足
● 運動不足
● 食生活の乱れ
● 過度なダイエット
● 過度な飲酒・喫煙

排卵日が近づいてもおりものが増えないときは、生活習慣が乱れているかを確認してみてください。

閉経前の症状

閉経するとエストロゲンがほとんど分泌されなくなるため、おりものの分泌量も減っていきます。20代~30代の女性であれば、「まだまだ先の話で、関係ない」と思うかもしれませんが、早発閉経(早期閉経)が起きる可能性もあります。

エストロゲンが減少すると、他にも体調不良が現れやすくなります。体がほてってのぼせたり、頭痛やイライラなどの不快な症状が起きたり。また、生理周期が長くなり、なかなか生理が来なくなることも。おりものが少なく、2~3ヶ月生理が来ないときは注意が必要です。

過度に心配してストレスを溜めてしまってはいけませんが、女性ホルモンが正常に分泌されている状態を維持することは大切です。

排卵誘発剤の影響

不妊治療中で、クロミッドなどの排卵誘発剤を服用している場合は、強制的にホルモンバランスを変えているので、副作用でおりものが減少することがあります。ただし、個人差が大きく、必ずおりものが減るわけでもありません。

 

おりものが少ないときの対策は?

女性 健康 公園

生活習慣の乱れを整えることが基本です。まずは、心当たりがある習慣を変えることから始めてみてください。身についた生活習慣を変えることは大変なことですが、おりものが少ないのは体調変化の初期症状です。症状が悪化してしまわないうちに、早めの対策を心がけましょう。

特にストレスを溜めないことが大切ですが、ぜひ運動を取り入れてみてください。ヨガやスイミング、ジョギングなど、適度な運動をすることでストレスは解消しやすく、寝つきが良くなる効果も期待できます。週1~2回程度でも良いので、好きで続けられる運動を見つけられるといいですね。

また、排卵誘発剤を服用中におりものがほとんど出ない場合は、医師に相談しましょう。頸管粘液に異常があった場合は、服用の中止が検討されます(※1)。

早期閉経と診断された場合は、排卵が起きていない可能性があります。妊娠を希望する場合は、ホルモン療法で女性ホルモンを補充するなどして排卵を促すこともあります。自分の希望を伝えながら、医師と治療法について話し合う必要があります。

 

おりものが少ないと妊娠の可能性もある?

妊娠検査薬 妊娠初期

生理前におりものがいつもより少ないと、「もしかして妊娠兆候?」と思うかもしれません。しかし、一般的には妊娠するとおりものが増えます。あまり可能性は高くありませんが、おりものは個人差が大きいため、なかには少なくなったという先輩ママもいます。

生理予定日を1週間過ぎても生理が来なかった場合は、妊娠検査薬で試してみてくださいね。

 

おりものが少ないかどうかを見分けよう

チェック パソコン

おりものは生理後にもっとも少なくなるのが一般的ですが、体調によってはいつもより減ってしまうことがあります。排卵日前後や生理前には量が増えるものなので、その時期におりものがいつもより少ない場合は、まず生活習慣を整えましょう。

一時的なホルモンバランスの乱れが原因であれば、生活習慣の改善によっておりものがいつも通りの量に戻ることもあります。また、普段から下着やおりものシートについたおりものの量や状態には気を配るようにして、自分の生理周期でおりものがどういう風に出るのかを把握しておいてくださいね。

おりものの臭いや色に異常がある場合は、性感染症の疑いもあるため、早期に発見して病院を受診することが大切です。

※1参考文献: 一般財団法人日本医薬情報センター 「クロミッド使用上の注意」