生理が来ない10個の原因!1週間遅れる妊娠以外の理由とは?

毎月の生理が2日、3日、4日と遅れてくると「もしかして妊娠したかも?」と思うかもしれません。しかし、妊娠検査薬を使っても陰性しか出ないことがあります。実は妊娠以外にも生理が来ない原因はたくさんあるのです。今回は、生理が遅れる原因について、妊娠以外の理由やストレスの影響、対処法などをまとめました。

 

そもそも、生理とは?

本 女性

生理は、医学的には「月経」といいますが、女性の体に定期的に現れる正常な出血です。10~15歳頃の女性が初めての生理(初潮)を迎え、50歳頃まで続きます。

女性の体内では、定期的に卵巣から卵子が排出され、受精卵が子宮に着床できるよう子宮内膜が厚くなります。しかし、精子と卵子がうまく受精しない、受精卵が子宮にたどり着かないなど、何らかの理由で妊娠が成立しなかった場合、厚くなった子宮内膜が剥がれてしまうのです。

生理とは、この子宮内膜が剥がれて起こる出血のことです。

 

生理が来ないと判断する基準は?

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生理周期が正常範囲外

生理周期は、「前回の生理開始日から次回の生理開始日までにかかった日数」を数えます。妊活中の女性であれば、アプリや手帳に、生理日を記録して、何日周期で生理が来ているかを覚えていますよね。

それでは、生理の正常な周期とはどのくらいなのでしょうか?「およそ1ヶ月くらい」という認識でいる人は多いのですが、正確には、「生理周期が25日~38日の間であれば正常」だとされています。

毎回この周期で来ていれば安定しているといえますが、仕事や夜の付き合いで忙しいと、生理周期が乱れがちになることも。24日以内で次の生理が来たり、39日以上経っても生理が来なかったりする場合は生理不順であるといえますが、1度だけであれば、それほど心配はいりません。

2~3周期連続で乱れている場合には体調に異変が起きている証なので、注意が必要です。特に、「生理が来ない」という場合で考えると、「39日以上来ない周期が2回以上続く」ときです。

たとえば、いつも28日周期で来ていた人が2~3日遅れると心配になってしまうかもしれませんが、38日以内であれば正常範囲なので、過度に心配しないでくださいね。ただし、生理開始予定日を1週間以上過ぎた場合は、何かしらの異変が起きている可能性もあります。

 

基礎体温が低い「低温期」が続く

基礎体温を測っていますか?基礎体温は、生理周期に合わせて変化しており、女性の体が健康かどうかを測るバロメーターです。

生理不順で産婦人科を受診すると、医師から基礎体温表を見せるように言われたり、測っていない場合は基礎体温をまず測るように指導されることがあります。医師も基礎体温によって健康状態をおおよそ把握することができるのです。

生理が安定して来ている場合は、基礎体温が「低温期」と「高温期」の二相に分かれます。その名の通り、低温期は体温が低い時期、高温期は体温が高い時期で、両者の体温差はおよそ0.3度~0.5度ほど。

生理周期には、「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」という順番で4つの周期が回っています。月経期から排卵期の途中までが「低温期」、排卵期から黄体期の終わりころまでが「高温期」にあたります。

月経期は生理中のことですが、この時期の基礎体温は低温です。黄体期の終わりころから体温を上げる作用のある「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌量が減り、基礎体温が下がります。プロゲステロンには子宮内膜を厚く維持する作用があるため、妊娠が成立せずにプロゲステロンの分泌量が減ると、子宮内膜が剥がれて排出される、つまり生理が来るのです。

つまり、基礎体温が低温期に入ったら「生理が来る前兆」であり、基本的には数日以内に生理が始まります。もし低温期に入っているのに1週間以上たっても生理が来ない場合は体調に異変が起きている恐れがあります。

 

生理が来ない原因は?1週間以上遅れる、妊娠以外の理由は?

疑問

生理が来ない原因は、大きく10個あります。

1. 妊娠している

生理が来ないと、最初に疑うのが「もしかして妊娠しているかも…」という妊娠の可能性。妊娠が成立すると、子宮内膜が厚いまま維持されるため、出産を終えてしばらく経つまで、生理は来なくなります。

排卵日付近に性交をした人はその可能性が高いかどうかがわかりますが、排卵日は必ずしも一定に来るとは限りません。特に、生理不順の人は排卵日もズレがちです。前回の生理が終わってから、次の生理開始予定日までに一度でも性交をしている人で、1週間以上経っても生理が来ないときは妊娠している可能性があります。

もし妊娠していたら、生理開始予定日を過ぎても基礎体温が高温期に入ったままなので、基礎体温を測って確認してみてください。低温期に入って、基礎体温が低い状態が2~3日以上続いているのであれば、もうすぐ生理が来ますよ。

 

2. ストレスが溜まっている

妊娠以外に生理を遅らせてしまう原因として、最も多いのが「ストレス」です。女性の体はデリケートで、生活環境が変わったり、精神的な疲労があったりするだけでも体調が悪くなってしまい、生理の遅れを引き起こします。

それでは、どうしてストレスが生理を遅らせてしまうのでしょうか?

実は、定期的に排卵と生理が来るように、脳が指示をしています。具体的には、主に次のように脳の視床下部からの指令でホルモンが分泌されています。

1. 視床下部が適切な時期を判断し、性腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌する
2. 脳下垂体はこの指令を受け、性腺刺激ホルモンである卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)を分泌し、卵巣にホルモンを分泌するよう指令を出す
3. 卵巣はこの指令を受け、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンを「適切な時期」に、「適切な量」を分泌する

つまり、視床下部と脳下垂体によって、生理が定期的に訪れているのですが、ストレスは、この視床下部と脳下垂体に悪影響を及ぼしてしまうのです。プロゲステロンやエストロゲンが過剰分泌されるなど、ホルモンバランスが乱れると、生理が遅れてしまうことがあります。

 

3. 睡眠不足

睡眠不足になると、自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れやすくなります。先述した通り、「エストロゲン」と「プロゲステロン」のホルモンバランスが崩れてしまうと、生理周期が乱れ、生理が遅れてしまいます。

睡眠時間が足りていないと、疲労を回復できず、ストレスもたまりがちになって悪循環に。また、睡眠時間が足りていても、昼夜逆転の生活をしている人や、夜何度も目が覚めて睡眠が浅い人も注意が必要です。

夜の22時〜2時の間に眠れていない人は、ホルモンバランスが乱れやすいので、できるだけ早めに就寝することを心がけてくださいね。

 

4. 食生活の乱れ

栄養バランスが偏った食事をしていても、ホルモンバランスは崩れてしまいます。外食やコンビニ弁当が多い、お肉ばかり食べていて野菜をほとんど食べないなど、栄養バランスが乱れていると、ホルモンバランスが崩れる原因に。

 

5. 運動不足や食べ過ぎでの肥満

運動不足で筋力が落ちたり、ストレスで食べ過ぎたりすると、脂肪がついてしまいます。女性ホルモンは脂肪に吸収されやすいため、太りすぎると生理が遅れてしまいやすいのです。また、運動不足によって血行が悪くなると、子宮や卵巣の働きが低下することも。

運動不足はストレス解消にも役立ちますし、質の高い睡眠にもつながります。ヨガやウォーキングなど、無理なく続けられる方法を見つけて楽しみながら運動できるといいですね。

 

6. 仕事のしすぎ

出産後も働く女性が5割を超える時代になり、女性の管理職も増えています。仕事で忙しいと、生活の基本である食事と睡眠が乱れ、運動不足にもなりがちです。朝も昼もご飯を食べない、夜は仕事の付き合いでお酒ばかり飲んでいる、平日は3時間睡眠で土日は12時間以上寝る…といった不規則な生活も、生理が来ない原因になります。

また、眠る直前まで仕事をしていると、ついついパソコンやスマートフォンの画面を見てしまいます。これらによって寝つきが悪くなり、睡眠の質が下がってしまうことも。仕事を適度にしましょう、といっても、コントロールするのはなかなか難しいものですが、妊活を成功させたい女性はできるだけ仕事のしすぎは控えるようにしましょう。

 

7. 過度なダイエット

「痩せた体でいたい」と思う女性が多くいますが、食事制限など過度なダイエットは健康状態を悪くしてしまう恐れがあります。健康のためにするダイエットであれ良いのですが、健康な人が「細くなりたい」という目的でダイエットをすると、脳下垂体の働きを弱め、生理が来ない原因になることも。

妊活をスムーズに進めるためには、適度な体重でいることも大切です。過度なダイエットは妊娠・出産にも悪影響です。「痩せたい」という気持ちが強い女性にとって、ダイエットができないのはストレスが溜まってしまうかもしれませんが、妊活中の女性にとって生理が来ないことは解決したい問題ですよね。

食事制限はせず、適度な運動もせず、適度な生活習慣を意識するようにしていきましょう。

 

8. 薬の服用

生理痛の薬や頭痛薬、胃薬、ピルなどを服用していると、薬の副作用で女性ホルモンの分泌量が変化する場合があり、これによって生理が来ないことも。薬の服用を止めることは難しいかもしれませんが、ホルモンバランスに影響を与えないかどうか、医師に相談してください。

また、市販薬を飲んでいる人も、医師と相談して薬を変えるか、生活習慣の改善などで薬が必要のない状態を目指せると良いですね。

 

9. 子宮や卵巣などの婦人科系疾患

卵巣や子宮は病気になっても自覚症状が現れにくいのが特徴です。生理が来ない・遅れているときは病気の可能性もあることは覚えておいてください。子宮や卵巣の病気は痛みなどの自覚症状が少ないため、早期発見が難しいのですが、生理の遅れは、体の異変を知らせるサインの可能性もあります。

婦人科系の病気は不妊症を引き起こしやすいので、できるだけ早く治療をすることが大切です。子宮内膜症などを放っておいて症状が進行すると、最悪の場合、子宮全摘出手術をする必要があり、赤ちゃんを産めない体になってしまう恐れもあります。他の病気を併発するリスクもあるため、何周期も、生理が39日以上来ない場合は、早めに病院を受診しましょう。

 

10. 早期閉経

閉経とは、排卵が起こらなくなり、生理が止まることです。基本的には、50歳を過ぎる頃に閉経を迎えますが、最近は20〜30代でも閉経に近い症状を起こすことがあります。

これは「早期閉経」と呼ばれます。原因ははっきりしていませんが、過度なストレスやダイエット、喫煙などが原因で早期閉経を起こす可能性があるといわれています。

生理が遅れている場合は、早期閉経の初期症状である可能性もあるため、生活習慣の改善に取り組むことが大切です。

 

生理が来ない・遅れているときはどうすればいいの?

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まず、生理の遅れが妊娠かどうかを見極めましょう。いつも生理周期が安定していて、生活習慣も乱れていない人で、1度でも性交をしているのであれば、まず妊娠の可能性を疑いましょう。生理予定日から1週間以上過ぎれば、市販の妊娠検査薬で妊娠判定をすることができます。

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、できるだけ早く産婦人科を受診してください。医師が胎嚢の有無を確認し、妊娠しているかどうかを確認してくれます。

また、妊娠検査薬で陰性だった場合は、生活習慣の改善に取り組んでください。栄養バランスの取れた食事を取る、6時間以上睡眠する、適度な運動をする、お酒を飲み過ぎない、タバコをやめるなどです。冷え性の人は体をあたためるのも効果的です。

こういった生活習慣を改善しても、「39日以上生理が来ない」ことが2~3周期以上続いた場合は、病気の可能性もあるので、病院を受診しましょう。この状態が続くと、不妊症の原因になることもあるので、早めの対処を心がけてください。

 

生理が来ないときも焦らずに…遅れているのが続いたら、早めに病院へ

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特に妊活中の女性は、生理が来ないと「妊娠しているのかも…」と、焦ってしまいがちです。しかし、妊娠していない場合でも生理が遅れることはあるので、落ち着いて妊娠検査薬が使える日を待ちましょう。

また、生理の遅れが続いた場合、排卵が起きていないなど、妊娠しにくい体になっている可能性もあります。原因を突き止めて治療することで、妊娠しやすい体を目指してくださいね。